漫画に描かれているLGBT(2) ~「はいからさんが通る」から見るグラデーションな性~
- イチガヤアキラ
- 2015年12月11日
- 読了時間: 2分
もう12月も中旬!あっという間に2015年が終わろうとしてることにびっくりしてる、アキラです。ぼちぼち大掃除を始めなくちゃですね(^^;)
さてさて今回は「はいからさんが通る」について、取り上げたいと思います~こちらの作者、大和和紀先生は来年2016年で画業50周年を迎えるそう!今でも連載を抱えてる作家さんで、本当にすごいご活躍です!
「はいからさんが通る」は、すごく有名な作品で何度も映像化されています。映像化の中で一番有名なのは、南野陽子さんが主演した映画ですね。主題歌も流行ったみたい。私もサビの部分は知ってます!
物語は大正時代を舞台とし、「はいからさん」こと花村紅緒とその許嫁の陸軍歩兵少尉の伊集院忍を中心としたラブコメです。絵は昭和の少女漫画らしい絵柄なのですが、服装が着物やら軍服やら大正のモダンガールなワンピースやらでなんだか華やか!キャラクターもそれぞれが個性的で、楽しい作品です(^^)
で、どのあたりにLGBT描写があるのかというと、本編の後日談的な番外編で描かれています。ネタばれになってしまうのであまり詳しくは書けないのですが、かいつまんで説明すると、本編で恋に破れてしまったキャラクターが同性と恋に落ちるんです!
もともと、そのキャラクターは本編では異性愛者のはずだったので、当時この話を読んだ私は、「なんか無茶な展開になってる(´∀`;)」と思いました。ですが、「性はグラデーション」ということを知った今読み返してみると、「そんなこともあるよなー」という感想を抱くようになりました。以前に読んだ漫画作品も、数年たってからもう一度読むと、自分の知識が増えていたり、考えが変わっていたりで、感想が変化するというのは面白いものですね!
「はいからさんが通る」は文庫版が、2016年5月までの大和和紀画業50周年フェアの対象で、なんと応募すると限定グッズがもらえるそう。これを機に、すでに読んだことがある方もはじめて知ったという方も、よかったら手に取ってみてくださいね~
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